体のこり、歪み、痛みの要因~その3~
小冊子付き 痛みの根本は筋肉にある! 深層筋療法 慢性腰痛を徹底改善!! [DVD]
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これはすべて個人の感想で、エビデンスが担保されているものでもありません。
また、万一、私の表現であなた様に、混乱、不安、不快感を抱かせてしまったのであれば、それはまったくの本意ではないことをご理解して頂けましたら誠に幸いに思います。
2、全身は相互にリンクし合っている
ロダンの彫刻を注意深く見たなら、私のような施術者でなくても、全身はチェーンのように、もつれ合いながら相互にリンクし合っているというのがわかるのかも知れません。
つまり、「全身というのは相補性の関係にある」と言うことが出来るのかも知れません。
そこで、以下、いろいろな角度から筋肉というものを鑑みるとします
①筋の構造的についてざっくりと・・・
その筋たる横紋筋(おうもうきん)ですが、筋繊維であるところの、「ミオシン・フィラメント」が「アクチン・フィラメント」に滑走することで収縮・弛緩するといわれております(=筋滑走説)。
そこで、筋の収縮・弛緩の機序を生理学的にざっくりと記すと、以下のようになるといわれております。
何らかの刺激→Ca2+(カルシウム・イオン)の放出→Ca2+とトロポニンの結合→
ミオシンフィラメントがアクチンフィラメントに滑走→筋収縮(アクトミオシン)→サルコメア(筋節)の縮み
端的にいえば、Ca2+濃度が増すと筋緊張、Ca2+濃度が薄まると筋弛緩。
つまり、関節可動域に制限がかかるということは、滑走がスムーズに行く筋と、
Ca2+濃度が増したままでアクトミオシンなるものが解けにくくなり、滑走がぎこちなくなっている筋との間に、何らかの物理的ギャップが生じた結果、
過度のバイアス(偏り)が起き、筋がフリーズしているとも言えます。
ちなみに、いわゆる、四十、五十肩的な表現は、英語では、「frozen shoulder」といいます。
つまり、「frozen」故、固まっているとイメージすると、筋のこりの状態が、より、具現化されるのかも知れません。
②筋の動作についてざっくりと・・・
筋の動作は、陰陽論における相補性の如く、「アゴニスト(動作筋或いは作用筋)」と「アンタゴニスト(拮抗筋)」によって行われております。
(ちなみに、薬学の世界では、特定の受容体に特異的に結合する物質=リガンドといい、リガンドの代替が「アゴニスト(作動薬)」、その拮抗が「アンタゴニスト(拮抗薬)」となる)
例えば、力こぶを作るところの肘関節屈曲時、表の上腕二頭筋(=アゴニストとなる)などが収縮することでこぶ作り、
と同時に、裏の上腕三頭筋(=アンタゴニスト)などは伸張・伸展しています。
つまり、「アゴニスト」と「アンタゴニスト」の関係がスムーズであるほど、筋は動作し易いと言い得ます。
そして、物理的には、「アゴニスト」と「アンタゴニスト」が、「ぎったん・ばったん」のシーソーの如く、
何らかの閾値を媒介させたところの相補性フィードバックの関係にあるともいい得ます。
さて、上記1で記したように、「緊張・力み過ぎ」が続き、それらが、固定されると、特定の箇所に特異的な運動エネルギーが加わるので、
特定の箇所において、過度の筋緊張を果たす傾向にあると言えます。
仮に、肩関節の可動域に制限がかかるほど、筋がフリーズ(=拘縮)してしまったら、
それをかばうために、頚部、肘部、手関節、脊椎、骨盤、股関節、膝関節、果ては、足関節とそれらに付着している筋にまで影響を及ぼすことが想像出来るのかも知れません。
(故に、足関節からの逆パターンもあり得る・・・)
言い換えると、「アゴニスト」と「アンタゴニスト」の関係が、何らかのトリガー因子により、スムーズさが阻害されるほど、
結果的に、動作し難くなり、かつ、何らかの「クオリア(詳しくは5で後述)」なる「感覚質」が生まれることで、人は、こりや倦怠感、痛みなどを感ずると言い得ます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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らくだカイロプラクティック
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