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体のこり、歪み、痛みの要因~その5~

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)

 

 

これはすべて個人の感想で、エビデンスが担保されているものでもありません。

また、万一、私の表現であなた様に、混乱、不安、不快感を抱かせてしまったのであれば、それはまったくの本意ではないことをご理解して頂けましたら誠に幸いに思います。

 

3、心身は相関している

さて、上記2は、全身というのはチェーンのようにもつれ合いながら相互にリンクし合っているところの相補性の関係にあると記しました。

つまり、2は、主にフィジカル(筋や骨格)面について記したのですが、

ここ、3では、心(メンタル)と体(フィジカル)も、もつれ合いながら相互にリンクし合っているところの相補性の関係にあるということを記したいと思います。

そこで、米国のオープン・アクセス(査読つき学術雑誌に掲載された論文を、

インターネットを通じて誰もが無料で閲覧可能な状態に置くこと)たる科学と医学の研究サイト「PLOS ONE」にある多数の興味深い論文から、

私的に、あえて(=意図がある→③で後述)、恋における人間関係を表し、

かつ、心身相関を示したると言い得るところの、「実に興味深い」と感じられた論文を、私なりの翻訳&要約付きで2つ記すとします。

①人間関係の属性による歩行速度の変化

 

http:// http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0076576


ワシントン大学の人類学者、ウォール・シェフラー(Wall-Scheffler)博士が、シアトル・パシフィック大学の協力の元、

人間関係の属性別に男女11人ずつ(18歳~29歳)の歩行速度を調べると、以下のようになりました。

(1)男性単独は平均1.53m/秒(5.508km/時)、女性単独は平均1.44m/秒(5.184km/時)
(2)男性友人同士は(1)と比較し約4.5%上昇、女性友人同士は(1)と比較し約3.5%下降

(3)男女友人関係は(1)と比較し、男姓約4%下昇、女性約2.7%上昇
(4)男女ロマンチックな関係は(1)と比較し、男姓約5.8%下降、女性変化なし
(5)手を繋いだ(4)は(1)と比較し、男姓約6.5%下降、女性約0.7%下降

総評を端的にいうと、狩猟採集時代から続く、「種の保存」的な行動であるということらしい・・・。

○私個人の感想

さて、人の認知行動というのは、こんな感じで、差別化を図っていると思うと、私的に、実に興味深いという感じです。

①は人間関係の属性別による歩行速度の変化ですが、日常において我々は、歩行時だけではなく、

家庭内・学校・職場で、家族関係・友人関係・恋人関係において、

さまざまなシチュエーションにおいて、脳がそこにある様々なものを感じて予測・判断し、かつ、動作、つまり、心身を相関させながら、認知行動をしているといい得ます。

例えば、実際食べていないのにも関わらず、梅干を脳内で想像するだけで、唾液が分泌されたりして、気分も何だかすっきりするような気もします。

また、大切な人を想うだけで、何だかせつなくなるし、琴線に触れる芸術や情報には感動するし、

いろいろな思い出の余韻に浸ることもあるし、そして、未来へも希望出来ます。

同様に、嫌(ネガティブ)な想いというのは、それは、それで、相応の反応をすると言えます。

つまり、現実の領域で観測していなくとも、想像の領域において、何らかを想う・感ずると、心身は相応に反応してしまう傾向にあると言えます。

即ち、人間関係というものは開放系故(=閉鎖系に非ず)、自己の心身というものは、自己内単独領域のみに留まらず、

他者との間の人間関係の領域からも何らかの影響を受け、かつ、それらは、相互リンクにして相補性の関係にあり、その中で、我々は何らかの認知行動をしていると言えます。

(詳しくは4で後述)

さて、無から有は生まれません。つまり、認知行動するにも、何らかのエネルギーが必要となると言えます。

即ち、1で記したように、物理的に端的にいうなら、むちの如く上下左右捻りの動作というのは、エネルギー確保行動のひとつであると言えます。

それをベクトル式にするなら、α=右、β=左として、|↑α↓β|+|↓α↑β|=e(エネルギー)となり、

αとβの差分値が多いほど、エネルギーが得られると言えます。

つまり、「緊張・力み」=「上下左右捻り逆対称の動作」=認知行動(予測・判断・動作)の「力への意思」であるといえます。

従って、「緊張・力み過ぎ」というものは、「認知行動」への「力への意思」の裏返しでもあり、

そして、上下左右が逆対称に歪み、それが、長きに渡るほど固定化される傾向にあると言え、

その結果、何らかの「クオリア(詳しくは5で後述)」なる「感覚質」が生まれることで、何らかの痛みやこり、快・不快反応などを感じさせると言えるのかも知れません。

そして、それが長きに続き、苦悩やジレンマ(葛藤)などの呪縛に嵌れば、心身は、まさに、1で記したところの「考える人」状態になるのかも知れません・・・。

☆番外編(恋の歩行大作戦)

もし、出逢った二人が恋に落ち、make loveになるならば、

自然の摂理に従い、男性の歩行速度はより「スロー・ダウン」し、女性は「マイ・ペース」を崩さないようにする傾向にある。

逆な関係であろうとするほど、女性は、単独時よりも歩行速度がアップする。

もしかしたら、気持ちが揺らいだとき、それに相関して、歩行速度も揺らぐのかも知れません。

もし、気になる相手との恋の成就度を計るならば、男性も、女性も、一緒に散歩することの出来る機会を作るとよいのかも知れません。

そのとき、たとえ、相手の歩行速度が「スロー・ダウン」しなくとも、直ぐに脈なしと判断するのは早計なのかも知れません。

「スロー・ダウン」するということは、それだけ、恋の関係になるための「力への意思」が必要であるともいい得て、

言い換えたなら、「力への意思」を感じさせるものが二人の間に創造されたならば、「スロー・ダウン」するであろうとも言えます。

つまり、そこに、雪が溶けちゃうくらいな言動や振舞いが成立すらば、

自然の摂理は、やがて、二人を「スロー・ダウン」させるのかも知れません・・・(*^_^*;)

※心身の法則すべてに言えることなのですが、いつもそうなるとは限らないので、予め、ご承知ください・・・(・_・;)

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

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