体のこり、歪み、痛みの要因~その8~
これはすべて個人の感想で、エビデンスが担保されているものでもありません。
また、万一、私の表現であなた様に、混乱、不安、不快感を抱かせてしまったのであれば、それはまったくの本意ではないことをご理解して頂けましたら誠に幸いに思います。
5、「クオリア」なるもの
さて、上記2、3で「クオリア」なるものを一部記しましたが、「クオリア」は一般的に「感覚質」と訳されます。
そこで、「クオリア」なるものを、Wikipedia「クオリア」記事から一部引用し、以下に記すとします。
例えば、外部からの刺激(情報)を体の感覚器が捕え、それが神経細胞の活動電位として脳に伝達される。すると何らかの質感が経験される。
例えば波長の長さが700ナノメートルの光(視覚刺激)を目を通じて脳が受け取ったとき、あなたは「赤さ」を感じる。このあなたが感じる「赤さ」がクオリアの一種である。
人が痛みを感じるとき、脳のニューロンネットワークを走るのは、「痛みの感触そのもの」ではなく電気信号である(活動電位)。
脳が特定の状態になると痛みを感じるという対応関係があるだろうものの、痛みは電気信号や脳の状態とは別のものである。
クオリアとは、ここで「痛みの感覚それ自体」にあたるものである。
つまり、何らかの刺激により発生した活動電位の変位たる電気信号に過ぎないものが、
何故、温痛覚、快・不快、また、恋や愛などに関連付けられてしまうのか、さまざまな仮説はあれども、
今のところ、これといったエビデンス(科学的根拠)は得られておらず、つまり、その機序は「ブラック・ボックス」だと言えます。
これは、「クオリア問題」なる「意識のハード・プロブレム(解決困難な問題)」といわれております。
6、「クオリア問題」なるもの
例えば、何らかの刺激により、nmv(nはnumber、つまり、何らかの整数)の活動電位の変位が観測されたとします。
脳は、その変位により何らかの感覚質たる「クオリア」を感じるのですが、
ある人は、それを「痛い」、ある人は「だるい」、ある人は「こる」、ある人は「重痛い」、ある人は「ずきずき痛い」、
また、ある人は「あまり感じない」、また、ある人は「心地よい」、
また、ある人は「悔しい」「憎い」、また、ある人は「恋しい」、「愛しい」などと感じて訴えるかも知れません。
また、同一の人であっても、その置かれた状況により、感じ方が変化したりします。
つまり、絶対値nmvの変位は、相対的には感じ方が変化し、かつ、厳密たる再現性は得られ難い。
この「クオリア問題」は、医学、認知神経科学(脳科学)、心理学、物理学、科学哲学、哲学などにおいて、
様々な議論と研究があるのですが、先に記したように、現時点において、さまざまな仮説はあれども、その定義は定まっておりません。
そういう私も、微力ながら、夜な夜な、思考実験や思索において、様々な仮説を立て検証しております・・・。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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